両片思いだったのに略奪されて溺愛されました


とっくに敦史や坂口君とやらは部屋から消えていて、考えごとをしていたわけじゃないけれど、



いや、実際はどうやら考えてしまっていたようで、三浦にはハメられた感をかんじるし、


坂巻さんのイライラが空気を凍りつかせる





「お疲れっす」


その時、軽いテンションでハジメが入ってきた


「サンプルあがってきたんで――」




「見せて」

< 326 / 753 >

この作品をシェア

pagetop