両片思いだったのに略奪されて溺愛されました



間髪入れずに坂巻さんが私よりも早くそう声を出した


私は驚いて坂巻さんの方を見た





――ヤバい。理由がわかんないけど、キレてる。


「――はい」


戸惑っているのはハジメも同じなのか、静かに坂巻さんの机に向かって歩いていった






「千葉君さ」


「……はい」


「それ、ゴミ?」


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