両片思いだったのに略奪されて溺愛されました




好きな人としなくても、──キスって気持ちいいんだ。




うすら灯りの中で、夢中になって唇を絡める。




離れた唇が濡れて、二人をまだ繋いで



その雫をつけたまま、また


坂口くんの髪が、私の身体を下っていく。


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