両片思いだったのに略奪されて溺愛されました
2人でリビングに向かうと、買ってきたものを広げて必要なものを開封していく。
特に会話もなくて、静まりかえっているけど、2人ともそんな事お構いなしに黙々と作業する。
長年の友人のようだ、いや
家族のようだ。
弟がいたら、こんな感じなのだろうか?
「これ、クローゼットにしまっていいですか?スペース空いてます?」
「多分空いてるけど、足りないかもだからちょっと片付けようかな」
と、口にしてからハッとする。
私、坂口くんがここに来る事承諾しちゃってるけど、大丈夫なのこれ。