両片思いだったのに略奪されて溺愛されました


「かわいい」


「ええっ!?」


「さっさと片付けてお風呂はいりましょう。これ、捨てますね」




坂口くんはそういうとゴミに仕立て上げたルームウェアの塊を持って去って行った。



か、かっ、かわいい!?

坂口くんが思ってもないことを口にするはずがないので、余韻で顔が緩んでくる。



かわいい、って言った。

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