両片思いだったのに略奪されて溺愛されました


仕事が出来すぎる南とは、打ち合わせは数分で終わってしまう為、残りの時間はいつもこうして恋バナという奴に問答無用で付き合わされる。



全然知らない奴ならまだしも、相手が社内という事にもうんざりする。


会社に何しに来てるんだ。

いや、南はその為にこの会社に入ったんだった。



凡人なら危険人物扱いでも、この容姿があれば常人で通せるとは、不平等なものだ。



「千葉さんはその企画の人と両思いなんだから、もういい加減邪魔するの諦めたら?」

「ダメ、私の方が絶対にハジメ君のこと幸せに出来る」





一度こう言われてもう何も言わない事に決めた。
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