続お菓子の国の王子様 結婚に向けて
「その子のおかげで、自分が甘党でスイーツが大好きだと再認識でき、甘党であることに自信を持てるようになった。だから、父さんの会社では扱っていないお菓子専門の輸入会社を設立しようと決心した。いずれはコーヒーなども扱い、カフェを開きたいと思ってね。だから今の俺と会社がある。あとね、その子と約束したんだ。彼女が大きくなったら......」
あぁ、雅さんが私の王子様でありお兄ちゃんだ。
この数ヶ月間そばにいて、なんで気が付かなかったんだろう?
私の目から溢れる涙が止まらない。
ただ彼を見つめながら泣いている私の目元を、彼は優しくティッシュで拭ってくれる。
「ぅ、み、雅さんがあの時の?」
「うん、また会えて嬉しいよ、俺の可愛いお姫様」
再び泣き始めた私は、彼の膝の上に座らされ、抱きしめられた。
あぁ、雅さんが私の王子様でありお兄ちゃんだ。
この数ヶ月間そばにいて、なんで気が付かなかったんだろう?
私の目から溢れる涙が止まらない。
ただ彼を見つめながら泣いている私の目元を、彼は優しくティッシュで拭ってくれる。
「ぅ、み、雅さんがあの時の?」
「うん、また会えて嬉しいよ、俺の可愛いお姫様」
再び泣き始めた私は、彼の膝の上に座らされ、抱きしめられた。