続お菓子の国の王子様 結婚に向けて
昨日の今日で、美愛ちゃんはとても
疲れている様子で、あまり食欲がなかった。
本来であれば、ゆっくりと進めていくべきなのだろう。
しかし、今の俺には、そのような余裕は一切ない。
だから、みんなに俺の計画を話して味方につけ、さらにジョセフさん一家の許しを得て、しっかりと外堀を固めた。
疲れている彼女に考える隙を与えず、
プロポーズをする。
我ながら腹黒いと思う。
美愛ちゃんは、俺にこんな
黒い一面があることを知らないし、知らせる
必要もない。
彼女は一生、俺に甘やかされ続ければいいだけ。
さぁ、ここからがクライマックスだ。
何があっても、俺は君を一生離さないから。
先にソファーに座っている美愛ちゃんの隣に、
腰を下ろす。
「初めに、昨日のこと。本当に申し訳ない事をした。涼介と同様に、いくら謝罪をしても許されないことも承知だ」
頭を下げている俺を、美愛ちゃんは止めた。
プロポーズに持ち込む前に、まずは昨日の出来事を片付けなければならない。
彼女の心にできてしまった冷たい氷のような負の感情を温めて溶かし、流し出さなければならない。
疲れている様子で、あまり食欲がなかった。
本来であれば、ゆっくりと進めていくべきなのだろう。
しかし、今の俺には、そのような余裕は一切ない。
だから、みんなに俺の計画を話して味方につけ、さらにジョセフさん一家の許しを得て、しっかりと外堀を固めた。
疲れている彼女に考える隙を与えず、
プロポーズをする。
我ながら腹黒いと思う。
美愛ちゃんは、俺にこんな
黒い一面があることを知らないし、知らせる
必要もない。
彼女は一生、俺に甘やかされ続ければいいだけ。
さぁ、ここからがクライマックスだ。
何があっても、俺は君を一生離さないから。
先にソファーに座っている美愛ちゃんの隣に、
腰を下ろす。
「初めに、昨日のこと。本当に申し訳ない事をした。涼介と同様に、いくら謝罪をしても許されないことも承知だ」
頭を下げている俺を、美愛ちゃんは止めた。
プロポーズに持ち込む前に、まずは昨日の出来事を片付けなければならない。
彼女の心にできてしまった冷たい氷のような負の感情を温めて溶かし、流し出さなければならない。