続お菓子の国の王子様 結婚に向けて
「でも、君はいい意味で俺の予想を裏切ったんだ。今までで最も仕事ができるし、仕事がしやすかった。君を知れば知るほど、素の自分でいられるし、温かい気持ちになれて、それが心地よかった。昨日帰宅して家に君がいないことに気付いたとき、心に大きな穴が空いた。外に探しに走っているとき、頭に浮かぶのは一緒にいたときの思い出ばかりで、君を、美愛ちゃんを失いたくない、ずっと俺のそばにいて笑っていてほしいという気持ちだった……。昨日、会社でのこと、本当は涼介が君を詰問するはずだった。だけど君の泣いている姿を他の男に見せたくなかった。たとえそれが親友の涼介であっても。昨日の出来事があったばかりで、信じられないかもしれないが」
美愛ちゃんを俺の隣に座らせ、彼女の両手を優しく取り、真剣な眼差しで見つめた。
「俺は美要ちゃんを愛している。これからもずっと俺のそばにいてほしい」
彼女はすぐには答えず、少し間を置いた。
この間が俺にとって非常に長く感じられ、内心焦り始めている。
「私も同じ気持ちです。でも、一つ聞きたいの。雅さんが私のことを愛してくれるのは、私があの時の女の子だから?」
「美愛ちゃんがあの時の女の子だったのは、嬉しいボーナスだよ。俺は一緒に生活して、君なしではいられないと感じ、君を愛していると思った。美愛ちゃんは、俺があの時のお兄ちゃんだから?」
逆に、俺が彼女に聞いてみた。
美愛ちゃんを俺の隣に座らせ、彼女の両手を優しく取り、真剣な眼差しで見つめた。
「俺は美要ちゃんを愛している。これからもずっと俺のそばにいてほしい」
彼女はすぐには答えず、少し間を置いた。
この間が俺にとって非常に長く感じられ、内心焦り始めている。
「私も同じ気持ちです。でも、一つ聞きたいの。雅さんが私のことを愛してくれるのは、私があの時の女の子だから?」
「美愛ちゃんがあの時の女の子だったのは、嬉しいボーナスだよ。俺は一緒に生活して、君なしではいられないと感じ、君を愛していると思った。美愛ちゃんは、俺があの時のお兄ちゃんだから?」
逆に、俺が彼女に聞いてみた。