続お菓子の国の王子様 結婚に向けて
シュークリームを3つ買って帰宅したのは6時。一人分の夕飯を作る気にもなれず、シュークリームを1つ冷蔵庫に入れ、残りをお皿に盛ってソファーへ。
本当であれば、少しお酒でも飲みたい気分だが、明日は金曜日で仕事があるので、紅茶を淹れた。
何だろう、急に寂しくなっちゃった......
誰かに話を聞いてほしい。
そう思い、ようちゃんに電話をかけようとしたが、きっと今は仕事をしている時間だよね。私は姉の圭衣に電話をかけた。
「はいはーい、美愛ちゃん?」
「圭衣ちゃん、ちょっと聞きたいことがあるの。ようちゃん、いつ戻って来られそう? 確か来年の初めって言っていたけれど」
「あっ、葉子がね、全ての手続きが結構早く終わったらしくて、もう帰るみたいよ。私も詳しいことは聞いていないのよ。けっこう忙しいらしくてさ。帰国したら、しばらくは実家にいるらしい……」
ちょうど圭衣ちゃんが言い終える前に、圭衣ちゃんではない男性の声が電話の向こうから聞こえる。
本当であれば、少しお酒でも飲みたい気分だが、明日は金曜日で仕事があるので、紅茶を淹れた。
何だろう、急に寂しくなっちゃった......
誰かに話を聞いてほしい。
そう思い、ようちゃんに電話をかけようとしたが、きっと今は仕事をしている時間だよね。私は姉の圭衣に電話をかけた。
「はいはーい、美愛ちゃん?」
「圭衣ちゃん、ちょっと聞きたいことがあるの。ようちゃん、いつ戻って来られそう? 確か来年の初めって言っていたけれど」
「あっ、葉子がね、全ての手続きが結構早く終わったらしくて、もう帰るみたいよ。私も詳しいことは聞いていないのよ。けっこう忙しいらしくてさ。帰国したら、しばらくは実家にいるらしい……」
ちょうど圭衣ちゃんが言い終える前に、圭衣ちゃんではない男性の声が電話の向こうから聞こえる。