続お菓子の国の王子様 結婚に向けて
「圭衣ちゃん、ちょっと手伝ってくれる?」
えっ、誰かいるんだ。
「圭衣ちゃん、ごめん。来客中だったの?」
「あっ、大丈夫よ。今、大和がご飯を作ってくれているの」
「えっ? 大和って......」
「美愛ちゃんのところの副社長よ。定時で上がれたから、一緒に帰ってきて、家で作ってもらっているの。美愛ちゃんと雅さんは、夕飯は何?」
「えーっと、まだ考えていないや。ってか、圭衣ちゃん、副社長とお付き合いしてるの?」
「うふふ、そんな感じかな?」
「そうなんだ。じゃあ、これ以上お邪魔したくないから、切るね」
久しぶりに、みぞおちのあたりが冷たく感じる。
今日は大和副社長と一緒だと言ってたよね?じゃあ、今どこにいて、誰と一緒にいるの?何をしているの?
すっかり食欲を失い、お皿にあるシュークリームをラップして冷蔵庫へ。
紅茶のカップを持って自分の部屋に向かい、やるせない気持ちでLIMEメッセージを送る。
えっ、誰かいるんだ。
「圭衣ちゃん、ごめん。来客中だったの?」
「あっ、大丈夫よ。今、大和がご飯を作ってくれているの」
「えっ? 大和って......」
「美愛ちゃんのところの副社長よ。定時で上がれたから、一緒に帰ってきて、家で作ってもらっているの。美愛ちゃんと雅さんは、夕飯は何?」
「えーっと、まだ考えていないや。ってか、圭衣ちゃん、副社長とお付き合いしてるの?」
「うふふ、そんな感じかな?」
「そうなんだ。じゃあ、これ以上お邪魔したくないから、切るね」
久しぶりに、みぞおちのあたりが冷たく感じる。
今日は大和副社長と一緒だと言ってたよね?じゃあ、今どこにいて、誰と一緒にいるの?何をしているの?
すっかり食欲を失い、お皿にあるシュークリームをラップして冷蔵庫へ。
紅茶のカップを持って自分の部屋に向かい、やるせない気持ちでLIMEメッセージを送る。