続お菓子の国の王子様 結婚に向けて
タクシーの中で、ようちゃんに向かっているとLIMEを送り、彼女からルームナンバーを教えてもらった。
車の窓からは、店舗の華やかなクリスマスディスプレイが見える。行き交う人々は楽しそうに私の目に映る。
渋滞もなく、程なくしてタクシーは銀座のホテルキャッスルに到着した。
エレベーターで12階のボタンを押し、ドアが閉まると安心したのか、涙が溢れ出した。
ようちゃんの部屋をノックすると、明るい彼女の声とともにドアが開いた。
泣いている私を見た彼女は、何も言わずに手を取って、部屋の奥へと連れて行ってくれる。
私が落ち着くまで、幼い頃と同じように抱きしめてくれた。落ち着きを取り戻し、私たちはソファーに座る。
「ごめんね、久しぶりに帰ってきたのに......」
「何を謝ってんのよ? 気にしないの! それより、話したい気分? それとも、やけ食いしたい気分? 両方いっぺんにするのもいいね」
車の窓からは、店舗の華やかなクリスマスディスプレイが見える。行き交う人々は楽しそうに私の目に映る。
渋滞もなく、程なくしてタクシーは銀座のホテルキャッスルに到着した。
エレベーターで12階のボタンを押し、ドアが閉まると安心したのか、涙が溢れ出した。
ようちゃんの部屋をノックすると、明るい彼女の声とともにドアが開いた。
泣いている私を見た彼女は、何も言わずに手を取って、部屋の奥へと連れて行ってくれる。
私が落ち着くまで、幼い頃と同じように抱きしめてくれた。落ち着きを取り戻し、私たちはソファーに座る。
「ごめんね、久しぶりに帰ってきたのに......」
「何を謝ってんのよ? 気にしないの! それより、話したい気分? それとも、やけ食いしたい気分? 両方いっぺんにするのもいいね」