続お菓子の国の王子様 結婚に向けて
翌日土曜日、朝遅く起きた私たちの顔はパンパンに浮腫んでいて、とても他人に見せられるような状態ではない。
ようちゃんは廊下に人がいないのを確認して、忍者のように部屋を出て1分以内に戻ってきた。彼女の手には、アイスバケツ一杯の氷が入っている。それを昨日購入したジップロックバッグ4袋に入れていく。
不思議そうな顔をして見ている私に、氷の入った2袋を渡した。
「これで目を冷やしてね。あっ、タオルを敷くのを忘れないでね」
ああ、そうか。
これで目の浮腫みが軽減されるのか。
ようちゃんは要領がいいな。
私なんて、そんなこと考えもしなかったよ。
この氷袋のおかげで、私たちは銀座の街を歩ける程度にむくみが引いた。
少し遅めのブランチを楽しむために街に出かけ、その後は特に目的もなくぶらぶらと散策する。
軽めの夕食をデパ地下で購入し、ホテルキャッスルに戻る頃には、すっかり日が暮れていた。
ようちゃんは廊下に人がいないのを確認して、忍者のように部屋を出て1分以内に戻ってきた。彼女の手には、アイスバケツ一杯の氷が入っている。それを昨日購入したジップロックバッグ4袋に入れていく。
不思議そうな顔をして見ている私に、氷の入った2袋を渡した。
「これで目を冷やしてね。あっ、タオルを敷くのを忘れないでね」
ああ、そうか。
これで目の浮腫みが軽減されるのか。
ようちゃんは要領がいいな。
私なんて、そんなこと考えもしなかったよ。
この氷袋のおかげで、私たちは銀座の街を歩ける程度にむくみが引いた。
少し遅めのブランチを楽しむために街に出かけ、その後は特に目的もなくぶらぶらと散策する。
軽めの夕食をデパ地下で購入し、ホテルキャッスルに戻る頃には、すっかり日が暮れていた。