続お菓子の国の王子様 結婚に向けて
雅さんと地下駐車場で別れた後、私は南側のエレベーターで仕事に向かう。
ふとケータイの着信音に気づき、画面を確認した。
あっ、父さまからだ......珍しいな、何だろう?
今朝、副社長も伊集院総合法律事務所へ直行しているようで、美奈子さんが仕事の指示を出してくれたが、今までに経験したことのないような単純なミスを連発してしまう。大事には至らなく済んだが、集中できない。
こんな自分が情けない。
お昼休み、食欲がない私はドリンクコーナーでホットラテを作り、空中庭園へ一人で出かける。
10月中旬とはいえ、天気の良い日中は暖かくて過ごしやすい。みんなは下のレストラン街に行っているのだろう。ここには私以外に誰もいない。
昨日、座ったベンチでいろいろと考えてしまった。
ふとケータイの着信音に気づき、画面を確認した。
あっ、父さまからだ......珍しいな、何だろう?
今朝、副社長も伊集院総合法律事務所へ直行しているようで、美奈子さんが仕事の指示を出してくれたが、今までに経験したことのないような単純なミスを連発してしまう。大事には至らなく済んだが、集中できない。
こんな自分が情けない。
お昼休み、食欲がない私はドリンクコーナーでホットラテを作り、空中庭園へ一人で出かける。
10月中旬とはいえ、天気の良い日中は暖かくて過ごしやすい。みんなは下のレストラン街に行っているのだろう。ここには私以外に誰もいない。
昨日、座ったベンチでいろいろと考えてしまった。