続お菓子の国の王子様 結婚に向けて
「これは私と雅さんの問題であり、あなたには全く関係ありません。私は西園寺雅さんと結婚するのであって、西園寺家と結婚するわけではありません。もし私の考えが相応しくないものであれば、雅さんはプロポーズしなかったと思います。私が愛し、
一生共にしたい人は雅さんであり、彼がたまたま西園寺家の出身であるというだけです。もし彼が西園寺でなくても、私は雅さんと一緒にいます。
それと、先ほどの提案ですが、私は水に流すつもりはなく、あなたと仲良くするつもりもありません」
一気に捲し立てたので、しばらく肩で息をした。
そんな私を雅さんは彼の腕に閉じ込める。
あれ?私、雅さんと結婚するようなことを言ってしまったのかな?
「俺がこの指輪を完成できたのは、紫道君といより君のおかげだ。感謝している。だが、今日のいより君の美愛ちゃんへの発言には、腹が立って仕方がない。君はなぜ彼女に謝罪したんだ? 悪いと思っているのか? それに、美愛ちゃんはいつも、俺を一人の人間として見てくれている。今までの西蓮寺の名を欲しがるだけの女たちと彼女を一緒にするな!」
「で、でも雅、この子と知り合って、そんなに長くないじゃない? 騙されてるわよ!」
「お前が何を知っているというんだ? 確かに彼女が俺の秘書になってから、まだ半年も経っていない。だが俺と彼女は15年以上前に出会い、彼女のおかげで今の俺と会社があるんだよ。これ以上大切な美愛ちゃんを侮辱するなら、俺は許さない」
一生共にしたい人は雅さんであり、彼がたまたま西園寺家の出身であるというだけです。もし彼が西園寺でなくても、私は雅さんと一緒にいます。
それと、先ほどの提案ですが、私は水に流すつもりはなく、あなたと仲良くするつもりもありません」
一気に捲し立てたので、しばらく肩で息をした。
そんな私を雅さんは彼の腕に閉じ込める。
あれ?私、雅さんと結婚するようなことを言ってしまったのかな?
「俺がこの指輪を完成できたのは、紫道君といより君のおかげだ。感謝している。だが、今日のいより君の美愛ちゃんへの発言には、腹が立って仕方がない。君はなぜ彼女に謝罪したんだ? 悪いと思っているのか? それに、美愛ちゃんはいつも、俺を一人の人間として見てくれている。今までの西蓮寺の名を欲しがるだけの女たちと彼女を一緒にするな!」
「で、でも雅、この子と知り合って、そんなに長くないじゃない? 騙されてるわよ!」
「お前が何を知っているというんだ? 確かに彼女が俺の秘書になってから、まだ半年も経っていない。だが俺と彼女は15年以上前に出会い、彼女のおかげで今の俺と会社があるんだよ。これ以上大切な美愛ちゃんを侮辱するなら、俺は許さない」