The previous night of the world revolution2〜A.D.〜
その日の放課後。
俺、エルスキー、アシベル、ミューリア、そしてハバナの五人でカラオケに行った。
ハバナは付き合いこそしたが、私は知っている曲がないから、と一曲も歌わなかった。
カラオケ行くときにたまにいる、ノリの悪い奴だ。
でも、カラオケなんて今はどうでも良い。
それより大事なのは。
「それじゃ、また明日な」
「お疲れ~」
カラオケから出て、さて解散、となったそのとき。
ルナニアの、運命のときである。
「上手くやるのよ、ルナニア」
ミューリアが、こそっ、と俺の耳元で呟いた。
頷いて、俺は背中を向けて歩き出していくハバナを呼び止めた。
「ハバナさん」
「…何?」
振り向いた彼女は、相変わらず抑揚がなかった。
俺、エルスキー、アシベル、ミューリア、そしてハバナの五人でカラオケに行った。
ハバナは付き合いこそしたが、私は知っている曲がないから、と一曲も歌わなかった。
カラオケ行くときにたまにいる、ノリの悪い奴だ。
でも、カラオケなんて今はどうでも良い。
それより大事なのは。
「それじゃ、また明日な」
「お疲れ~」
カラオケから出て、さて解散、となったそのとき。
ルナニアの、運命のときである。
「上手くやるのよ、ルナニア」
ミューリアが、こそっ、と俺の耳元で呟いた。
頷いて、俺は背中を向けて歩き出していくハバナを呼び止めた。
「ハバナさん」
「…何?」
振り向いた彼女は、相変わらず抑揚がなかった。