The previous night of the world revolution2〜A.D.〜
打ち上げが終わり、『Iron Maiden』に戻ると。

「ルレイアさん、いつものブランドショップから、新作のカタログが届いていますよ」

「どうも」

俺のイチオシであるゴスロリブランドショップから、いつものカタログが届いていた。

「そろそろエリュシアにも新しい服着せてやるべきですかねー。どれが良いですか?エリュシア」

「どれでも結構です、主様」

俺の後ろに控えたエリュシアは、目を伏せてそう答えた。

いっつも同じ返事しかしないな。

「じゃあこのいかにもエロそうな黒いシースルーの…あ、そうだ」

俺の頭の中に、とある閃きが浮かんだ。

「主様?」

「良いこと思い付いた。彼女にも送ってあげましょう」

丁度、彼女によく似合いそうなワンピースを見つけた。

是非とも、これを着てもらおう。

エリュシアに命じてボールペンを持ってこさせ、俺はカタログに印をつけ始めた。




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