The previous night of the world revolution2〜A.D.〜
「ルレ公~っ!聞いたぜー!」
「ランドエルス騎士官学校に行くんだってね」
「ルレイア、本当なの?」
アリューシャ、アイズレンシア、シュノの三人が訪ねてきた。
あぁ…またこうして、俺の仕事が妨害されていく。
「おぉ、三人共耳が早いですね」
「君の転入手続きをしてるのは私だからね」
と、アイズレンシア。
彼には本当に世話になるな。
「ルレ公を野に放つとかマジかよ。やべぇよそれ。ルル公、お前ちゃんと管理しとけよ」
「知らねーよ…」
さすがに、俺の預かり知らぬところでのことは管理出来ないぞ。
そもそも、何故俺がルレイアの管理責任者なのか。
「ルレイア、行っちゃうの?」
ルレイアのことが大好きなシュノは、泣きそうになりながらそう尋ねた。
物凄い罪悪感だ。
やっぱり俺が行った方が良いんじゃないかと思えるが、しかし。
「ごめんなさいシュノさん。俺は行きます。ルルシーを、浮気の園に送り出す訳にはいきませんからね…」
「ルレイア…」
情熱的に見つめ合ってるところ悪いが、浮気の園って何だ。
「ルル公お前、つくづくやべぇのに惚れられたな。大丈夫?リセマラする?」
「…したくても出来ねぇよ…」
リセマラして別の人が来るなら苦労しない。
俺の場合、恐らく100%の提供割合でSSRのルレイアが出るよ。
なんて恐ろしいガチャだ。
「ルーさんのこと、お願いしますね。シュノさん」
「うん…。頑張るわ」
健気なシュノは、泣きそうになりながらも頷いていた。
こんな健気な女の子を残していくとは。ルレイアの罪深いことと言ったら。
「そもそもルレ公、スパイ中ハーレムはどうすんの?この間、ハーレム会員ピー百人突破の記念パーティしてたじゃん。解散すんの?」
具体的に何百人に達したのかは、とてもじゃないが言えない。
知らない方が良い。
「解散なんてしませんよ。適度に飴を与えながら飼い殺します。折角餌付けしたんだから、楽しまなきゃ勿体ないじゃないですか」
にこっ、と笑うルレイア。
なんと末恐ろしい。つくづくこいつは、女の敵だ。
「むしろ、ランドエルスの女子生徒を手込めにして更に増やしそうな勢いだね」
「絶対やるなルレ公は。よし。何日でランドエルスの女の子が、全員ルレイア・ハーレムに会員登録されるか賭けようぜ。アリューシャは一ヶ月な」
「やめろよ…縁起でもない」
しかも一ヶ月って。早過ぎでは?
「さすがのルレイアでも、ランドエルスの女の子を一ヶ月で掌握するのは無理だろ…」
「いやいや行けるぜ。女子をたぶらかすのはルレ公の日常だぜ?」
日常言うなってだから。
いかにルレイアが不健全な日常を送っているといっても。
「アリューシャ、それはさすがにおかしいですよ」
ルレイアも口を尖らせて抗議した。
だよな。
「俺が本気を出せば、二週間で行けますね」
「やべぇ!ランドエルスの女の子逃げて!超逃げて!」
「…全くだ…」
命が惜しいなら逃げた方が良い。心からのアドバイスだ。
恐らく俺が一番の餌食なんだろうけど、残念ながらと言うべきか、俺はもう逃げられない。
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「ランドエルス騎士官学校に行くんだってね」
「ルレイア、本当なの?」
アリューシャ、アイズレンシア、シュノの三人が訪ねてきた。
あぁ…またこうして、俺の仕事が妨害されていく。
「おぉ、三人共耳が早いですね」
「君の転入手続きをしてるのは私だからね」
と、アイズレンシア。
彼には本当に世話になるな。
「ルレ公を野に放つとかマジかよ。やべぇよそれ。ルル公、お前ちゃんと管理しとけよ」
「知らねーよ…」
さすがに、俺の預かり知らぬところでのことは管理出来ないぞ。
そもそも、何故俺がルレイアの管理責任者なのか。
「ルレイア、行っちゃうの?」
ルレイアのことが大好きなシュノは、泣きそうになりながらそう尋ねた。
物凄い罪悪感だ。
やっぱり俺が行った方が良いんじゃないかと思えるが、しかし。
「ごめんなさいシュノさん。俺は行きます。ルルシーを、浮気の園に送り出す訳にはいきませんからね…」
「ルレイア…」
情熱的に見つめ合ってるところ悪いが、浮気の園って何だ。
「ルル公お前、つくづくやべぇのに惚れられたな。大丈夫?リセマラする?」
「…したくても出来ねぇよ…」
リセマラして別の人が来るなら苦労しない。
俺の場合、恐らく100%の提供割合でSSRのルレイアが出るよ。
なんて恐ろしいガチャだ。
「ルーさんのこと、お願いしますね。シュノさん」
「うん…。頑張るわ」
健気なシュノは、泣きそうになりながらも頷いていた。
こんな健気な女の子を残していくとは。ルレイアの罪深いことと言ったら。
「そもそもルレ公、スパイ中ハーレムはどうすんの?この間、ハーレム会員ピー百人突破の記念パーティしてたじゃん。解散すんの?」
具体的に何百人に達したのかは、とてもじゃないが言えない。
知らない方が良い。
「解散なんてしませんよ。適度に飴を与えながら飼い殺します。折角餌付けしたんだから、楽しまなきゃ勿体ないじゃないですか」
にこっ、と笑うルレイア。
なんと末恐ろしい。つくづくこいつは、女の敵だ。
「むしろ、ランドエルスの女子生徒を手込めにして更に増やしそうな勢いだね」
「絶対やるなルレ公は。よし。何日でランドエルスの女の子が、全員ルレイア・ハーレムに会員登録されるか賭けようぜ。アリューシャは一ヶ月な」
「やめろよ…縁起でもない」
しかも一ヶ月って。早過ぎでは?
「さすがのルレイアでも、ランドエルスの女の子を一ヶ月で掌握するのは無理だろ…」
「いやいや行けるぜ。女子をたぶらかすのはルレ公の日常だぜ?」
日常言うなってだから。
いかにルレイアが不健全な日常を送っているといっても。
「アリューシャ、それはさすがにおかしいですよ」
ルレイアも口を尖らせて抗議した。
だよな。
「俺が本気を出せば、二週間で行けますね」
「やべぇ!ランドエルスの女の子逃げて!超逃げて!」
「…全くだ…」
命が惜しいなら逃げた方が良い。心からのアドバイスだ。
恐らく俺が一番の餌食なんだろうけど、残念ながらと言うべきか、俺はもう逃げられない。
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