The previous night of the world revolution2〜A.D.〜

sideルルシー

ーーーーーー…数日後。


「ルルシーさん、これ、頼まれてた資料です」

「あぁ、ありがとう」

ルヴィアが、俺が以前頼んでいた資料を持ってきてくれた。

丁度良かった。こちらから行こうかと思っていたんだ。

「…あ、そうだ」

ルヴィアと言えば。

「はい？」

「どうだ？その…嫁との関係は。仲直りしたのか？」

「はい！機嫌直してくれたんですよ」

ルヴィアは嬉しそうにこう答えてくれた。

あぁ、それは良かった。

「良かったな、ルヴィア」

「ありがとうございます。あれ以来、浮気チェックと称して家に帰る度に全身の臭いを嗅がれるようになったんですけど、でもケーキに喜んでくれたので、良かったです。ルルシーさん、本当にお世話になりました」

ちょっと待て。浮気チェックってそれ何。

嬉しそうにさらっと言ってるけど、それも相当やばいのでは？

「それじゃ、ルルシーさん。また何かあったら何でも言いつけてください」

「あ、うん…。お前もまた何か相談したいことがあれば来いよ」

「はい。ありがとうございます」

爽やかな顔をしているが、お前、本当に大丈夫なのか？

まだ心配だな…と、思っていたら。




俺の予想は的中することになる。