The previous night of the world revolution2〜A.D.〜
フューニャと結婚してからは一度もあんなもの使ってない。存在も忘れてた。それは、フューニャの方が遥かに魅力的だからだ。

今となってはもう…そんな二次元の産物じゃ、少しも興奮しない。

どんなに胸が大きくてグラマラスな女性でも、フューニャと比べたら。

「そんな商売女と…愛してる妻を比べることなんて出来ない」

「…」

フューニャはしばし視線をぐるぐるさせてから、そしてふんっ、と俺に背中を向けた。

あぁ…フューニャ。




結局、その晩フューニャは俺を寝室には入れてくれなかったので、俺は一人、泣く泣くエロ本を縛って、それから悲しいソファ寝で夜を明かしたのだった。




< 443 / 561 >

この作品をシェア

pagetop