The previous night of the world revolution2〜A.D.〜
その翌日と翌々日の連休で、俺は出来る限りフューニャの為に尽くした。

テーマパークに連れていってあげたり、お洒落なレストランでディナーをし、サプライズでバースデーケーキやプレゼントを渡したりと。

家でもたっぷりと甘やかしてやり、それはまぁイチャイチャと二日間を過ごした。

結果。





「まぁ、これで妻の誕生日をすっぽかした件については、目を瞑ってあげましょう」

との、一言を頂いた。

俺はほっと胸を撫で下ろした。

なかったことにしてあげる、とか忘れてあげる、とは言わないところがフューニャらしい。

なかったことにはなってない。忘れてもいないが、とりあえず許す。

ただし、今後似たようなことがあれば…分かってるな?という意味だ。

はい。存分に分かってます。

今後は、こういった記念日に出張が残業が入らないことを祈ろう。






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