The previous night of the world revolution2〜A.D.〜

sideルルシー

《お酒辞める編》




ある日のこと。

「…あ、おはようございます…ルルシーさん…」

「る、ルヴィア…?大丈夫か?」

「…はい…」

朝、ルヴィアに会うと…彼は酷く暗い顔をしていた。

間違いない。また嫁と何かあったんだな?

「どうした?今度は何があったんだ?」

「…いえ…」

「何でも言ってくれ。この際最後まで付き合うから」

「…ルルシーさん…」

部下が悩んでいるなら、相談に乗る。

部下が惚気話をしたいなら、聞いてやる。

それも、上司の役目である。

そう思って、俺はルヴィアに何があったのか話すよう促した。



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