The previous night of the world revolution2〜A.D.〜

sideルルシー

ーーーーーー…。

「…ちなみにその後、朝まで正座で説教されました…」

「そうか…」

それは…仕方ないな。

ルヴィア。お前が悪いよ。

「めちゃくちゃ怖かったです…」

「だろうな…」

暗闇の中で目が覚めたら、拷問の真っ最中だもんな。

よく叫ばなかったよ、お前。

しかし、いくら腹が立ったからと言って、夫を拷問にかけるとは…恐ろしい嫁だ。

「…でも、ルルシーさん。俺が酒を辞めようと思ったのは、それだけが原因じゃないんです」

「え…。そうなのか?」

「はい。この件は…まだ、序の口です」

お前…一体、何があった。

今のでも充分なインパクトだったんだが?

「この数週間後、俺はまた懲りずに…やってしまったんです」

ルヴィアは、二つ目のエピソードについて語り始めた。

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