The previous night of the world revolution2〜A.D.〜

sideルヴィア

ーーーーーー…愚かな俺は、またやらかしてしまった。

その晩俺は、懲りずに仕事帰りに飲んだ。

勿論、以前フューニャに受けた拷問を忘れた訳ではない。

今回は怒られないよう、ちゃんと早めにメールも入れた。

あとは、酔い潰れない程度に控えるだけだ。

…と、軽く考えていたのだが。

案の定、俺はまたしても酔い潰れてしまった。

と言うか、今まで一度として飲みに行って酔い潰れなかったことはない。

こうして俺は、前回と同じように酔っ払って、玄関先で寝落ちしてしまった。

そこにゆらり、と近寄る影に…俺は気づいていなかった。
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