The previous night of the world revolution2〜A.D.〜

sideルルシー

ーーーーーー…ルヴィアが怪我をして、五日目のこと。

その日俺は、ルヴィアの自宅まで、彼を見舞うことにした。

迷惑かとも思ったのだが…。やはり心配だし、顔も見ておきたかった。

上司として、傷の治り具合を確認しておきたい気持ちもあった。

一応、有給を出した一週間ぶんについては、他の者で仕事を割り振ってあるが…。

一週間たっても出てこれそうにないなら、彼が不在でも対応出来るように調整しなければならない。

まぁ、それは二の次だ。要するにルヴィアのことが気になるから、様子を見ておきたい。それだけなのだ。

長居しても迷惑だし、ルヴィアも俺がいては休めないだろうから…顔を見たらすぐに帰る、くらいのつもりで。

俺はルヴィアの携帯に、これから見舞いに行く旨を記載したメールを送った。






…までは、良かったのだが。



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