ヤンデレアイドルくん

「お、おかえりなさい､､です」


最大限の笑顔でゆうさんを迎える


「ああ、萌か、ただいま」


そう言って私の頭に手を乗せて軽くポンポン


男の人に免疫がない私はびっくりして顔を背ける


「萌照れてんの？」

「照れてませんっ‼︎」


そう言って何回もポンポンするゆうさんの笑顔が眩しくて前を向けないでいた


リビングに入るとゆうさんはまずソファーに座りスマホを開く


その間私は急いで朝ごはんの準備に取り掛かる


なのに、冷蔵庫を開けると食材が一つもない。あるのはビールと栄養補助食品だけ


本当にこの人の生活が心配だ


「ゆうさん、私少し食材調達してきます」


そう言って出て行こうとしたら


「待って、俺も行く」

「いや、ゆうさんは今帰ったばっかりなのでゆっくりしていてください」

「じゃあ、誰がお金出すの⁇」


お金がない私はなにも出来ることなく渋々二人で食材調達へ