寵愛の姫 Ⅳ 【完結】
「パーティー、まだ気が進まない?」
「いや、大丈夫だ。」
「そう?」
不安げな莉茉に、微笑む。
「あぁ、何でもねぇよ。」
心配そうな莉茉の額に、俺は安心させるように、優しく口付けた。
「っっ、」
途端な、莉茉が赤面する。
「くくっ、」
いまだに初々しい莉茉の反応に、俺の口から笑みが零れ落ちた。
堪らない。
俺を惹き付けて止まない莉茉は、
ーーーーーやはり魔性の媚薬。
メニュー