寵愛の姫 Ⅳ  【完結】

「パーティー、まだ気が進まない?」

「いや、大丈夫だ。」

「そう?」



不安げな莉茉に、微笑む。



「あぁ、何でもねぇよ。」



心配そうな莉茉の額に、俺は安心させるように、優しく口付けた。



「っっ、」


途端な、莉茉が赤面する。



「くくっ、」



いまだに初々しい莉茉の反応に、俺の口から笑みが零れ落ちた。






堪らない。









俺を惹き付けて止まない莉茉は、






ーーーーーやはり魔性の媚薬。
< 312 / 422 >

この作品をシェア

pagetop