寵愛の姫 Ⅳ  【完結】


「………?」



何なの?








急に変わった彼女達の態度。








殴られたかった訳じゃない。







でも、怪訝に思わないはずもなく。








ゆっくりと、彼女達が固まったまま凝視する後ろを振り返れば。





この場にいるはずのない、人物がいた。



「っっ、」



ねぇ、どうして。







ーーーー貴方がいるの?



「………暁…。」



私ご振り返った先には、無表情になった暁が、入口に佇んでいた。
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