寵愛の姫 Ⅳ 【完結】
「もちろん、親父やお袋も、動くかもな?」
莉茉に甘い、あの2人の事。
この女達の暴挙を聞いたら、間違いなく激怒するに決まってる。
実の娘のように、莉茉を溺愛しているからな。
下手したら、自分達のあらゆる力で女達の制裁に動きかねない。
………まぁ、譲りはしないが。
こいつらを地獄に落とすのは、この俺だ。
「返答次第では、明日にはお前達の家が消えるかもな知れねぇな?」
久し振りに暴れるのも、それは楽しいそうだ。
俺が囁けば。
「「「っっ、」」」
息を飲む、女達。