寵愛の姫 Ⅳ  【完結】

堪能ー暁sideー




「………んっ、」


莉茉の口から零れ落ちる、嬌声。








艶かしい声が、寝室の中に何度も響き渡る。



「っっ、あっ、」



華奢な身体が、シーツの上で波打った。










それは、どこまでも妖艶で。









俺は、その艶やかな姿に見惚れる。









まさしく、美の女神。








ーーーー俺だけの、女。



「はっ、莉茉っ、」



優越感に、脳が痺れ、胸が高鳴る。











この身体も。






快楽に染まる、その表情さえ。








莉茉の心も、全ては俺だけのもの。
< 392 / 422 >

この作品をシェア

pagetop