寵愛の姫 Ⅳ  【完結】


「っっ、あ、きら、」



強い快楽からか、蒸気する頬。







潤む瞳。








それすらに欲情する俺は、際限なく莉茉を抱かずにはいられない。








無くなる事のない、この渇望。









こんなにも、俺を可笑しく狂わせる存在は、この世界にはいない。







愛してる、莉茉。







ーーーーお前だけを。



「、莉茉…。」

「っっ、ふっ、」



荒々しく莉茉の唇を塞げば、甘い吐息を吐き出した。
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