寵愛の姫 Ⅳ  【完結】


「分からないなら、これからじっくり教えてやる。」



時間を掛けて、じっくりと。







分からせてやる。








その身に刻もう。






この溢れる、莉茉への愛情を。



「楽しみだな、莉茉?」

「っっ、」



目を見開く莉茉に、俺はニヤリと口角を上げる。








楽しみで、仕方がねぇ。







今日のパーティーで、莉茉の存在が、色んな奴等にしれ渡った。






ーーーーなら。
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