寵愛の姫 Ⅳ  【完結】



「くくっ、莉茉が俺のものだって、ちゃんと刻み込まないとな?」



他の奴等が手出しが出来ないように、大切に。







誰もが羨むくらい、莉茉を慈しんでやる。








俺の手でだけ、花開く女神。



「なぁ、莉茉?」



覚悟しろよ?







密やかに囁いて。



「っっ、」



欲情に零れ落ちる涙を舐め取った俺に、莉茉が頬を染める。



「莉茉、愛してる。」



永遠の愛を、莉茉に。






俺は、お前だけに捧げる。
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