寵愛の姫 Ⅳ  【完結】


ーーーなのに。



「なぁ、莉茉にも、そうしようとしてたんだろ?」



こいつらは、俺達のシマで悪事を働き。






あまつさえ、その矛先を、莉茉へと向けたのだ。



「お前ら、死にてぇの?」



情状酌量の余地はねぇ。







それだけで、万死に値する。



「悪い奴等には、仕置きが必要だよな?」




鼻で笑った俺は、ゆるりと口角を上げた。
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