顔出しNG!歌うたいな彼のぬくもりは甘くとろける
退勤すると、バックヤードのそばで古賀さんが待っててくれていた。
クレーンゲームの中をぼんやり見つめる姿でさえ、美しく見える。
「はい、仕事頑張ったご褒美」
私に気づいた彼はこちらを振り向くとそう言って、入荷したての人気キャラクターうさぎのミミィちゃんの小さなぬいぐるみを私に差し出す。
受け取ろうとした手のひらにちょこんと、ミミィちゃんの顔を私に向けて手渡されると思わず口元が緩んだ。
疲れなんて吹っ飛んでしまう。
「ちゃんと自力で取ったやつ」
「ありがとうございます……かわいい」
「何食べたい?」
「……駅前のファミレスでミートドリアが食べたいです」
「もっと贅沢言っていいのに」
「じゃあドリンクバーも!」
私の追加オーダーに古賀さんは「了解。行きますか」と笑いながら答えて、二人で並んで店の外に出ると外の風が冷たくて思わず肩をすくめる。
けれど隣に憧れみたいな古賀さんがいるだけであたたかい気持ちになるから不思議だ。
「俺……バイトはじめて半年くらいたつんだけど、その前に作った歌が評判良くて」
歩きながらぽつりと呟くように彼が口を開く。
クレーンゲームの中をぼんやり見つめる姿でさえ、美しく見える。
「はい、仕事頑張ったご褒美」
私に気づいた彼はこちらを振り向くとそう言って、入荷したての人気キャラクターうさぎのミミィちゃんの小さなぬいぐるみを私に差し出す。
受け取ろうとした手のひらにちょこんと、ミミィちゃんの顔を私に向けて手渡されると思わず口元が緩んだ。
疲れなんて吹っ飛んでしまう。
「ちゃんと自力で取ったやつ」
「ありがとうございます……かわいい」
「何食べたい?」
「……駅前のファミレスでミートドリアが食べたいです」
「もっと贅沢言っていいのに」
「じゃあドリンクバーも!」
私の追加オーダーに古賀さんは「了解。行きますか」と笑いながら答えて、二人で並んで店の外に出ると外の風が冷たくて思わず肩をすくめる。
けれど隣に憧れみたいな古賀さんがいるだけであたたかい気持ちになるから不思議だ。
「俺……バイトはじめて半年くらいたつんだけど、その前に作った歌が評判良くて」
歩きながらぽつりと呟くように彼が口を開く。