娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる
大丈夫も何も、彼は最後まで起きていたのだから大丈夫なのはわかってはいるのだが、つい気になりそう聞いてしまう。
「·····あの日寝たのは本当に····失態······いや、まぁ····うーん、その·····」
「?」
やけに言いにくそうにしているシャルに思わず怪訝な顔を向けると、まるで観念したとでも言うように小さくため息を吐いて丸い手のひらサイズの時計のような物を見せてくれた。
「その、魔法を無効化するアーティファクトなんだよね」
「あーてぃ、ふぁくと?」
聞き慣れない言葉に思わずきょとんとすると、分かりやすく言い直してくれて。
「魔法道具。魔法師の魔法を特別な方法で閉じ込めたもので、これは発動した魔法を強制的に解除する事が出来るんだ」
ちなみに発動中は俺の魔法も無効化されるんだけどな、なんて教えてくれる。
「そんな凄いものがこの世にはあるのね···?」
魔法道具、なんて存在も初めて聞いた私はただぽかんとその道具を眺めていた。
「その、作って貰ったんだよね···そんで俺が、というか英雄からの申請って事で、なんか国の総力を挙げて凄い効果のあるやつになって···」
「·····あの日寝たのは本当に····失態······いや、まぁ····うーん、その·····」
「?」
やけに言いにくそうにしているシャルに思わず怪訝な顔を向けると、まるで観念したとでも言うように小さくため息を吐いて丸い手のひらサイズの時計のような物を見せてくれた。
「その、魔法を無効化するアーティファクトなんだよね」
「あーてぃ、ふぁくと?」
聞き慣れない言葉に思わずきょとんとすると、分かりやすく言い直してくれて。
「魔法道具。魔法師の魔法を特別な方法で閉じ込めたもので、これは発動した魔法を強制的に解除する事が出来るんだ」
ちなみに発動中は俺の魔法も無効化されるんだけどな、なんて教えてくれる。
「そんな凄いものがこの世にはあるのね···?」
魔法道具、なんて存在も初めて聞いた私はただぽかんとその道具を眺めていた。
「その、作って貰ったんだよね···そんで俺が、というか英雄からの申請って事で、なんか国の総力を挙げて凄い効果のあるやつになって···」