娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる
“こうやって少しずつ覚えていきたい”

ーー···なんて思うのは私が『プロ』だからか、相手が『シャル』だからなのか。



覚えたのはそれだけではなかった。

くちゅりと指が挿れられ、私のナカを擦るように動かされる。

「ひゃ、んんんっ!」

あっという間に指を増やされ、バラバラに動かされる感覚に思わず腰が揺れて、その度にこぽりと愛液が溢れた。
溢れた愛液がお尻まで伝うのを感じ、それが酷くもどかしく感じて····

「シャル、もう私···」

私の言葉を聞き、そっと熱いシャルのソレがあてがわれた。

「あ、あぁんっ」

ズ、とゆっくり挿入されナカを押し広げられる。
すっかり教え込まれたシャルから与えられるその快感がゾクゾクと全身を駆け巡った。

「ひゃあ、あぁあ···っ!んんっ」
「リリスこっち向いて、キスしたい」
「ん、あんっ、シャ·····んっ」

ぱちゅぱちゅと音を響かせ何度も最奥を突かれながら、何度も繰り返し深く深く口付けをし、繰り返し何度も互いを求める。


ハジメテした時、心は満たされたが体はやはり苦しくて痛かった。
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