娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる
もちろんその痛みさえも愛おしく感じたのだが、今ではシャルから与えられるその快感に何度も絶頂を迎えてしまう。

「あ、あん、シャル、きもちい、気持ちいいの···っ」
「俺も、リリス···っ、ごめん、そろそろ俺···っ」
「ん、きて、ーー···ッ!」

抽挿のスピードが上がり、より深くより奥を抉られ放たれた熱がナカに広がる。
吐き出されたその欲望を馴染ませるかのようにゆっくり何度か腰を動かしたシャルは、そっと私のナカから出てそのまま抱き締めつつベッドに転がった。


「ん·····眠い」
「今日はアーティファクト使ってないの?」
「や、使ってるけど、何でだろ····リリスを抱き締めてると凄く安心するからか眠たくなってくるんだよなぁ···団長が言ってたのこれかぁ···」

団長がシャルに何を言ったのかはわからないが、シャルが自然に眠れるならばそれはもちろん喜ばしい事で。
それに····

“私を抱き締めてると安心する···”

言われた言葉がじわじわと胸に広がり私の頬をより熱くさせた。
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