娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる
もう少し細くて華奢な感じならネックレスかなとか思ったけど、太さ2センチ近い鎖がジャラっと紙袋から出てきて正直戸惑いが隠せない。
これ、どうやって使うのが正解だ?
用途は、用途はなんだ···!?
と焦っている俺に気付いたのか、声高らかに「使い方を説明するわ!」と言われ、一瞬で脳内を鎖で縛られた俺と鎖で鞭打たれる俺と鎖で散歩させられる俺が駆け巡った。
“ま、まさかマンネリをもう感じていたのか!?”
なんて冷や汗が流れーー····ぷはっとリリスが吹き出して。
「ちが、流石に違うわよ!その、いつも持ってるアーティファクトの鎖に丁度いいかなって思ったの」
と、そう教えてくれた。
そうだよな、と納得しつつ、心の底から安堵したのは内緒だ。
確かにアーティファクトの鎖に使うの丁度いいな、と試しにベルトに通して見ると思った以上にしっくりくる。
その旨を伝えると、本当に嬉しそうに笑うリリスがいてーー·····
“今はまだ言えないけれど、必ず勝って戦争を終わらせて。その時は君に····”
そっと彼女の人差し指を撫で『予約』をした。
これ、どうやって使うのが正解だ?
用途は、用途はなんだ···!?
と焦っている俺に気付いたのか、声高らかに「使い方を説明するわ!」と言われ、一瞬で脳内を鎖で縛られた俺と鎖で鞭打たれる俺と鎖で散歩させられる俺が駆け巡った。
“ま、まさかマンネリをもう感じていたのか!?”
なんて冷や汗が流れーー····ぷはっとリリスが吹き出して。
「ちが、流石に違うわよ!その、いつも持ってるアーティファクトの鎖に丁度いいかなって思ったの」
と、そう教えてくれた。
そうだよな、と納得しつつ、心の底から安堵したのは内緒だ。
確かにアーティファクトの鎖に使うの丁度いいな、と試しにベルトに通して見ると思った以上にしっくりくる。
その旨を伝えると、本当に嬉しそうに笑うリリスがいてーー·····
“今はまだ言えないけれど、必ず勝って戦争を終わらせて。その時は君に····”
そっと彼女の人差し指を撫で『予約』をした。