娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる
そのまま彼の口で私の唇を塞がれ、言葉は紡ぐ前に口の中で消えていった。
「もしかしてキスも初めて?」
「それ、は·····んんっ」
質問をするくせに答えさせてはくれず、返事をしようと開いた唇をそのまま割って彼の舌が入ってくる。
初めてのその行為は、彼の舌の熱で溶けそうだと感じた。
「あ、熱い····んんっ、ま···っ」
そのまま絡め取るように私の舌を扱かれ、強く吸われる。
酸素が足りずどんどん頭の芯がぼんやりしてくる。
部屋に響き続けるくちゅくちゅという水音が酷く恥ずかしく感じて、羞恥に身悶えさせた時だった。
「ーーーんっ、はぁっ」
唐突に彼の唇が離れ、慌てて胸一杯に酸素を取り込む。
酸素を脳に取り込んだ事で少し頭が働くようになった私は、“私が娼婦”で“彼は客”である事を思い出した。
“やられてばっかりじゃダメだわ!私からもしなくちゃ!”
正直シャルみたいな口付けが出来る自信はないが、誰しも最初は素人なのだ。
それに女は度胸!
そう意気込み、私に覆い被さる形で動かなくなった彼の顔を覗き込む。
狙うはその唇·····!
の、はずだったのだが。
「もしかしてキスも初めて?」
「それ、は·····んんっ」
質問をするくせに答えさせてはくれず、返事をしようと開いた唇をそのまま割って彼の舌が入ってくる。
初めてのその行為は、彼の舌の熱で溶けそうだと感じた。
「あ、熱い····んんっ、ま···っ」
そのまま絡め取るように私の舌を扱かれ、強く吸われる。
酸素が足りずどんどん頭の芯がぼんやりしてくる。
部屋に響き続けるくちゅくちゅという水音が酷く恥ずかしく感じて、羞恥に身悶えさせた時だった。
「ーーーんっ、はぁっ」
唐突に彼の唇が離れ、慌てて胸一杯に酸素を取り込む。
酸素を脳に取り込んだ事で少し頭が働くようになった私は、“私が娼婦”で“彼は客”である事を思い出した。
“やられてばっかりじゃダメだわ!私からもしなくちゃ!”
正直シャルみたいな口付けが出来る自信はないが、誰しも最初は素人なのだ。
それに女は度胸!
そう意気込み、私に覆い被さる形で動かなくなった彼の顔を覗き込む。
狙うはその唇·····!
の、はずだったのだが。