娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる
「···········え」
「·······すやぁ」


そこにはすやすやと小さく寝息をたてる彼がいた。

「突然キスから解放された理由はこれか···」

彼に向けて伸ばした手をそのままベッドにぼすんと落とす。


“寝たって事は魔法が発動したのね···”


それは良かった。
本当に良かった。
でもさぁ。


ホッとする反面、少し胸がモヤモヤした。



“私の胸の高鳴り返しなさいよぉ····ッッ!!”
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