娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる
なるほど、とそう考え、そして理由がどうあれ戦争が一時的だとしても終わったとしたら。
“リリス、驚くだろうな···”
なんて頭を過る。
そんなお花畑に行きかける脳内を現実に戻したのはやはり団長だった。
「第四騎士団は全滅だ」
「······は?」
「相手国から停戦の申し込み、そして共同作戦での討伐依頼が入っている」
「共同作戦での、討伐···!?」
いや、それよりも全滅ってなんだ、第四騎士団には確かに魔法騎士は一人もいないがそれでも優秀な魔法師が沢山所属していたはずで···!
「魔獣が次の進行方向をどこにするかは未知数、つまり我が国である可能性だってある。よって共同作戦を受諾することになった」
「そんなまさか、昨日まで殺しあってた相手と共同で···なんて無茶かと思いますが!」
「そのまさか、だ。上からの指示だ、理解してくれ」
「·······ッ」
沈痛な表情の団長に、これが紛れもない事実でこれからの現実だと知る。
“話の流れから魔獣はおそらくまだ相手国にいる、つまり昨日まで殺しあっていた奴らのフィールドで自分の背中を任せなくてはならない、という事か···!?”
“リリス、驚くだろうな···”
なんて頭を過る。
そんなお花畑に行きかける脳内を現実に戻したのはやはり団長だった。
「第四騎士団は全滅だ」
「······は?」
「相手国から停戦の申し込み、そして共同作戦での討伐依頼が入っている」
「共同作戦での、討伐···!?」
いや、それよりも全滅ってなんだ、第四騎士団には確かに魔法騎士は一人もいないがそれでも優秀な魔法師が沢山所属していたはずで···!
「魔獣が次の進行方向をどこにするかは未知数、つまり我が国である可能性だってある。よって共同作戦を受諾することになった」
「そんなまさか、昨日まで殺しあってた相手と共同で···なんて無茶かと思いますが!」
「そのまさか、だ。上からの指示だ、理解してくれ」
「·······ッ」
沈痛な表情の団長に、これが紛れもない事実でこれからの現実だと知る。
“話の流れから魔獣はおそらくまだ相手国にいる、つまり昨日まで殺しあっていた奴らのフィールドで自分の背中を任せなくてはならない、という事か···!?”