娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる

22.再就職先に固執する必要は別にない

「シオンの部屋ってどこだぁ?」
「その奥の、紫の小花がドアに掛かっている部屋よ」

わからないなら私に案内させればいいのに、と思いながら腕を強引に引かれつつ部屋へ向かう。
その男は部屋に入ってからも強引で。

「きゃっ!」

部屋に入るなりベッドに投げられ、ぼすんとベッドに転がった。

“これは流石に文句を言っていいやつよね!?”
抗議しようと上半身を起こした私の目の前に、その男は仁王立ちしていて。

「まずは口で奉仕しろよ」

何の事か理解する前に後頭部を掴まれ無理やり男の下半身に顔を押し付けられる。

「ほら、元No.1なんだろ?さっさとヤレよ」

威圧的に言われ、思わず萎縮しかけるがなんとか留まり彼の下半身に手を伸ばす。

“頭押さえないでよ、脱がせにくいわね···!”

内心文句を言うが、彼は私を買ったのだ。
私を使って気持ち良くなる権利があり、私は彼を気持ち良くさせる義務がある。

近すぎて手こずるがなんとか服を寛げ、既に芯を持ち始めている男のモノにそっと手を這わせ····

「まどろっこしいな、さっさと咥えろっての」
「ッ、んぐ···っ」

無理やり喉の奥まで突っ込まれた。
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