娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる
怪しいなら、逆に一番目立ってしまえ!とばかりに入国した私達は、最初に魔獣を討伐した場所へ向かった。
そこは森だと聞いていたのだが。
「何も····ない········」
文字通り“焼き払われた”かのような更地が広がっていた。
ーーシャルを探しに来た。
絶望的だと言われても確定ではないから。
どこかに痕跡を探して、どれだけ汚れてもいいから、地面に這いつくばってでも何かしらを見つけて····
そんなつもりで来たのに。
「こんな····まっさらな場所の、どこを探せばいいの····?」
草1本も生えていないその場所は、戦闘があったからそうなったのだと理解しても、“そう思えない”ほど何もない場所になっていた。
「·····君に渡したアーティファクトは、魔法の無効化のアーティファクトで···奇跡的にソレだけが落ちていた。鎖が切れ落下した拍子に発動し、魔獣の攻撃を無効化し形が残ったのだと推測される」
「だったら、持っていたシャルも無事だと言う可能性があるって事ですよね!?」
そこは森だと聞いていたのだが。
「何も····ない········」
文字通り“焼き払われた”かのような更地が広がっていた。
ーーシャルを探しに来た。
絶望的だと言われても確定ではないから。
どこかに痕跡を探して、どれだけ汚れてもいいから、地面に這いつくばってでも何かしらを見つけて····
そんなつもりで来たのに。
「こんな····まっさらな場所の、どこを探せばいいの····?」
草1本も生えていないその場所は、戦闘があったからそうなったのだと理解しても、“そう思えない”ほど何もない場所になっていた。
「·····君に渡したアーティファクトは、魔法の無効化のアーティファクトで···奇跡的にソレだけが落ちていた。鎖が切れ落下した拍子に発動し、魔獣の攻撃を無効化し形が残ったのだと推測される」
「だったら、持っていたシャルも無事だと言う可能性があるって事ですよね!?」