娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる
聞いたことのない単語に思わず聞き直す。
「悪い魔力の塊みたいなもんだ。魔獣の魔力に当てられたんだろう」
「それが原因でシャルが今こうなってるんですか!?」
「わからん、が、恐らくは」
うなされ、苦しみ、のたうち回るシャルをただ見るしか出来なくて気ばかりが焦る。
「英雄のお兄ちゃんは寝れないって言っていたんだ、なのに今度は目覚めなくて!なぁ、助けてくれよ、お願いだから···っ!!」
瞳に涙を浮かべた男の子に肩をガクガクと揺すられる。
“助けたい、助けたいわよ私だって···!!”
でもその方法がわからない。
瘴気って何なの?
悪い魔力ってどういう事?
どうしたらいいの、どういう状況なの!?
何かしたいのにその方法が思い付かず、私の額にも汗が流れる。
そんな時ポツリと団長様が呟いた。
「ーーー悪夢に囚われてる···の、か?」
「え?」
「シャスティールは寝れなかった、寝るのを怖がっていた」
「お兄ちゃん、確かにそんな事を言ってた···」
「この瘴気が、“シャスティールの恐怖を増強させた”のだとしたら···」
「悪夢から、目が覚めない····?」
「悪い魔力の塊みたいなもんだ。魔獣の魔力に当てられたんだろう」
「それが原因でシャルが今こうなってるんですか!?」
「わからん、が、恐らくは」
うなされ、苦しみ、のたうち回るシャルをただ見るしか出来なくて気ばかりが焦る。
「英雄のお兄ちゃんは寝れないって言っていたんだ、なのに今度は目覚めなくて!なぁ、助けてくれよ、お願いだから···っ!!」
瞳に涙を浮かべた男の子に肩をガクガクと揺すられる。
“助けたい、助けたいわよ私だって···!!”
でもその方法がわからない。
瘴気って何なの?
悪い魔力ってどういう事?
どうしたらいいの、どういう状況なの!?
何かしたいのにその方法が思い付かず、私の額にも汗が流れる。
そんな時ポツリと団長様が呟いた。
「ーーー悪夢に囚われてる···の、か?」
「え?」
「シャスティールは寝れなかった、寝るのを怖がっていた」
「お兄ちゃん、確かにそんな事を言ってた···」
「この瘴気が、“シャスティールの恐怖を増強させた”のだとしたら···」
「悪夢から、目が覚めない····?」