娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる
4.寝てるときにされる事って案外寝ててもわかるもの
頬につつかれる様な違和感を覚え、小さく呻く。
「ん····な、に····?」
微睡みながら、ぼんやり周りを見渡しそこが娼館の一室と気付いて一気に覚醒した。
「うわ、突然起き上がるなよ」
「え、あ、シャル?」
「おはよう、でいいのか?夜だけど」
ガバりと起き上がった私の横で、いまだに寝転がっているシャル。
「ちゃんと寝れた?」
「リリスと同じくらいぐっすり寝れた」
その答えに少しホッとする。
そんな私を不思議そうに眺めた彼は。
「他の客んとこ、行っていいんだぞ?」
「わかってるわよ。でも行くのも行かないのも私の自由じゃない?」
「それは···そうだが·····」
料金スタイルは娼館ごとに決まっている。
ここライッツの料金は時間ではなく“人数”だ。
つまりなかなかイかせられなければ一晩に一人しか客を取れず稼げない反面、何人もの客を短時間でイかせれればそれだけ稼げる。
客はイった後そのまま部屋に滞在してもいいし帰ってもいい。
部屋から客か嬢のどちらかが出たのを確認し、女将が次の客を入れてくれる。
「ん····な、に····?」
微睡みながら、ぼんやり周りを見渡しそこが娼館の一室と気付いて一気に覚醒した。
「うわ、突然起き上がるなよ」
「え、あ、シャル?」
「おはよう、でいいのか?夜だけど」
ガバりと起き上がった私の横で、いまだに寝転がっているシャル。
「ちゃんと寝れた?」
「リリスと同じくらいぐっすり寝れた」
その答えに少しホッとする。
そんな私を不思議そうに眺めた彼は。
「他の客んとこ、行っていいんだぞ?」
「わかってるわよ。でも行くのも行かないのも私の自由じゃない?」
「それは···そうだが·····」
料金スタイルは娼館ごとに決まっている。
ここライッツの料金は時間ではなく“人数”だ。
つまりなかなかイかせられなければ一晩に一人しか客を取れず稼げない反面、何人もの客を短時間でイかせれればそれだけ稼げる。
客はイった後そのまま部屋に滞在してもいいし帰ってもいい。
部屋から客か嬢のどちらかが出たのを確認し、女将が次の客を入れてくれる。