娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる
それでもお預けされているのはこちらも同じという訳で···


「シャル、触ってくれる···?」
そっとシャルを下から窺うと、抱えるように私を抱き上げそのままごろりと並んで転がった。

「上手くアーティファクトが機能したらいいんだけどな」
なんて苦笑したシャルはそのままそっと口付けをくれた。



結果から言えばアーティファクト“は”上手く機能してくれた。

「案外自分でも出来るんだな」なんて呟きながら、そっと私の肌をなぞるシャルの手のひらはとても熱くて。

スルリと服の下に潜り込んだシャルの指は、ずっと待っていた快感を簡単に与え続ける。

「ーーんっ」

今までだって何度も触れられてきた筈なのに、“一方通行じゃない”と知ってしまったからか単純に久しぶりだからか、私の全身はとても敏感に跳ねてしまい恥ずかしくて堪らない。

「リリス、胸も真っ赤になってる。本当可愛い···」
「ひ、ゃぁあっ」

指で敏感になった胸の先を弾かれ思わず声を上げてしまって···

「ちゃんと防音にもしてあるから···俺だけに、もっと声聞かせてよ」

なんて言いつつ反対の乳首に吸い付かれた。
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