娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる
そんなシャルが愛おしくて、そっと頬に手を伸ばしキスを強請るとすぐに舌が入ってきて。

「ん、んんっ」

シャルの舌に絡めとられるように深い口付けを交わし、指は少しずつ抽挿のスピードが上がる。

「あ、···はぁ、んあっ」

激しく与えられるその刺激に頭の芯から痺れて。
何も考えられなくて、それでもシャルにも気持ちよくなって欲しいという思いからか自然と私の手はシャルの下半身にそっと触れた。

「······ッ、り、リリス？」
「私も····シャルのシたい····」

快感にビクつく体をなんとか起こし、そっとシャルの服を寛げると既にソコは硬くなっていて。

「待っ、俺はいいからっ」

なんて慌てる声をぼんやり聞きながらはむっとシャルのを咥える。

“男に無理やりされた時は苦しくて嫌悪感でいっぱいだったのに····”

相手がシャルだと思うだけで、少しでも気持ちよくなって欲しくて少し無理して喉まで挿れてしまう。
苦しいのは同じなのに、してる事も同じなのに。

“この苦しさすら愛おしいなんて、私も末期ね···”

なんて思いながら、何度も頭を動かし舌で刺激すると肩を掴まれ一気に口から抜かれて。
< 269 / 308 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop