娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる
その一言に完全にキレた私は。
「いい加減にしなさいっ!!」
そう怒鳴り、気付けば王女様の頬をバシッと平手打ちしていた。
「!」
一瞬呆気に取られ、何が起こったのかわからない様子だった王女様は事態を理解するとすぐにわなわな震え出す。
「何よ、貴女みたいなただの当て馬女が、この国の王女である私に手を出すなんて!許される事ではありませんわよ!!」
「王女様こそ、私の大切な人によくそんな酷い事が言えますね!私は絶対許しませんから!!」
「は、はぁ!?貴女に許される必要なんて私にはありませんわっ!それにたった少し寝れなかっただけで···」
バシッ
「ま、また!?あ、貴女わかって···」
「もう一度言ってみなさい、何度だって叩いてあげるわ!!」
ーー知らないくせに。
シャルがどれだけ苦しみ、どれだけ耐え、全てを犠牲にして私達を守るために戦ってくれてたのか。
何にも知らないくせに、寝れなくさせたのは他でもないこの国なのに!
そう思うとどんどん涙が込み上げてきた。
ぽろぽろと涙が零れた事に気付くが、それでも私は王女様を睨むのをやめない。
「いい加減にしなさいっ!!」
そう怒鳴り、気付けば王女様の頬をバシッと平手打ちしていた。
「!」
一瞬呆気に取られ、何が起こったのかわからない様子だった王女様は事態を理解するとすぐにわなわな震え出す。
「何よ、貴女みたいなただの当て馬女が、この国の王女である私に手を出すなんて!許される事ではありませんわよ!!」
「王女様こそ、私の大切な人によくそんな酷い事が言えますね!私は絶対許しませんから!!」
「は、はぁ!?貴女に許される必要なんて私にはありませんわっ!それにたった少し寝れなかっただけで···」
バシッ
「ま、また!?あ、貴女わかって···」
「もう一度言ってみなさい、何度だって叩いてあげるわ!!」
ーー知らないくせに。
シャルがどれだけ苦しみ、どれだけ耐え、全てを犠牲にして私達を守るために戦ってくれてたのか。
何にも知らないくせに、寝れなくさせたのは他でもないこの国なのに!
そう思うとどんどん涙が込み上げてきた。
ぽろぽろと涙が零れた事に気付くが、それでも私は王女様を睨むのをやめない。