娼館の人気No.1はハジメテの夜を夢見てる
「変な心配しなくていい。つかちゃんと感じてくれないと後がキツいぞ?それに俺はこれでも英雄なんで、魔法耐性を向上させる魔法が使えるから大丈夫だ」
「え、そうなの···!?」

まさかこんなところで彼が“英雄”と呼ばれる魔法騎士である事を実感するとは思わなかった。

今までコロッと私の魔法にかかってくれていたのは、私の魔法を“受け入れて”くれていたからだと今更知る。


「安心して、委ねてよ」

再び重ねられる唇に、私もそっと瞳を閉じた。
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